木喰上人の私感

享保3年(1718)甲斐國西八代郡古關村丸畑の伊藤六兵衛の二男として生まれる。 文化5年(1808)91歳の時、長野 善光寺に阿弥陀如来図を書し、 辞世の詩 木喰も いずくのはての 行きだおれ いぬか からすの ゑじきなりけり 行方知らずの旅に 後に…

水のかたち

水は形にも こだわらず 常に多くにかかわりつつも いからず その力は計り知れない 台風の大雨 大津波で大きな岩をも 動かし さく しかし その水は弱々しくも有る 誰しも水のこわれたる破片を見たもの無し 弱きこの水にかかわりの力を戴き 今をつよく生かされ…

今日は戦争の事ばかり

戦争の事を伝えてゆくのは大切なことです。 そろそろ平和になれて、戦争の有事がどんなものかを知らない人が多くなります 私もカンボジアの戦争の後に行き、両親を失った子供さんを集め、難民キャンプへ 数名を日本にまねき、CCC(カンボジア、カルチャー、…

畑の野菜

永い間 、雨が降りませんで、灼熱の夏 挨拶は、「あつうて たまらん」 冬には 「さむーて たまらん」 何でも たまらんのは、我が家の金? よけい出来て欲しいと、願うキュウリは中々出来ず ミニトマトは、食べきれないほどの収穫です みんな自分のつごうでし…

木喰上人の詩

山梨県丸畑生まれの仏師 えがおにこやかな佛さまを多く作った人 わが心にごせば濁る すめば清む 清むも濁るも心なりけり まんまるとまるくおさまれまんまると 辞世の句 木喰も いずこのはての 行だおれ 犬かカラスのゑじきなりけり 木喰八十八歳 いまだ木喰…

立秋といえどもこの暑さ

夏目漱石さんの詩に 秋立つや一巻の書の読み残し 「秋立つ」とは立秋のこと。もう秋ですが、猛烈な暑さで? 三十五度 越の毎日です 漱石さんも夏の間に読もうと思っていたが、かなわずに秋を迎えてしまった。 有名な文豪でさえも、読み残すことですから、私…

暑さの中で

暑い中 大変ですね 自分で何もかもする? 何時までも、そうありたいと思います。 春は華 夏 ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり 福井県 大本山 永平寺の御開山様 道元禅師の詩です 小私は 春は花夏 寒風の吹きさらす中で、つぼみを作り 春から夏へ…

こころの迷いとは?

釈尊の言葉 過去をおうことなく、また 未来を願いゆくことなし。 過去はすでに、過ぎ去りしもの、 未来は誰のもとにも、まだ来ぬものゆえに、個々に存在している現象を、 その時、その場で観察し、揺らぐことなく、 智者はそを修しういがよい。 (テーラワー…