こころの迷いとは?
釈尊の言葉
過去をおうことなく、また 未来を願いゆくことなし。
過去はすでに、過ぎ去りしもの、
未来は誰のもとにも、まだ来ぬものゆえに、個々に存在している現象を、
その時、その場で観察し、揺らぐことなく、
智者はそを修しういがよい。 (テーラワーダ中部131より)
私達は妄想のせいで、自分の「能力の器」に穴を開けているのではありませんか?
妄想のおかげで、これまで出来ていたことが出来なくなったり、
もっていた能力も失ったりして、人生の歯車が狂うことも珍しくありません。
妄想から少し離れること。それは「過去」と「将来」にとらわれて
心をさまよわせ、迷い、思い悩むことからんの解放です。
今に気づいて、今を生きること。
それがブッダの説かれた「能力向上」の解決方法です。
妄想を止める為に、気づきを精進するのです。
心を暴走させることなく、今の一息を、この一瞬を大切にする
訓練が禅(ゼンナ)の心置きです。坐禅しにお寺に来ませんか、連絡待ちます。
心が煩悩に汚されることなく、
おもいが乱れることなく、
善悪のはからいを捨てて、
目ざめている人には、
何も恐れることが無い。
『 ダンマパダ(法句経)39』 中村 元 訳